INTERVIEW

年収2,600万円を捨てた独立!

PRESIの設立は自分自身への挑戦

Ishii
Yuya

石井 雄也

創業者
代表取締役
PRESI設立の原点は “自分自身への厳しさ”

――かつて株式会社オープンハウスグループ史上初の“殿堂入り社員”として表彰された営業マンが、なぜ独立し、25歳で自らの城を築いたのか。皆さんにより深くPRESIを知ってもらうためには、何よりもその設立に至る経緯と真意を知ってもらうことが大事。そんな想いを込めて、代表取締役である石井が “PRESIストーリー” を話します。

石井:高校時代、世界を手にした辰吉丈一郎選手と畑山隆則選手に憧れて、自分も世界チャンピオンを目指して駿台学園高等学校のボクシング部へ入部しました。全国選抜大会への出場や関東大会で3位など、それなりの戦績を残してはいましたが、結果的に『自分には向いていない』という判断から17歳でボクシングを引退。その後、大学受験の勉強を進めながらも、縁あって株式会社オープンハウスでアルバイトを始めました。

――國學院大学経済学部へ進学後もアルバイトを続けていた石井は、19歳になってそれまでの仲介業務ではなく戸建の仕入れ業務を希望するようになる。その理由は、“人と人の繋がり” を大切にしている石井のルーツともいえる点にあった。

石井:戸建の仲介の場合、同じお客様が何度も購入することはありません。せっかくお客様と信頼を築けたとしても、一度きりの関係で終わってしまうのがすごく嫌でリピートのある業務を希望しました。仕入れ業務の場合は取引先の会社がなくならない限り、何度も付き合うことになります。そういった関係性の中で信頼を築いていきたかったんです。

――希望は会社に受け入れられ、石井は株式会社オープンハウス・ディベロップメントへ異動。丸の内ビルディングに勤務し、戸建て用地の仕入れを学ぶ。不動産業務を中心とした生活に満足し、活路を見出していた石井は大学を21歳で中退。22歳となる2012年からは、当時の株式会社オープンハウス・ディベロップメントの柏田会長の紹介により、岩波建設株式会社(東池袋)に入社。

石井:柏田会長としては修行をさせる意味で、業界で名を轟かせていた故・古川清社長に預けたんだと思います。それを承知で引き受けていただいた古川社長には感謝の言葉もありませんし、都心の大型ビルや収益物件の仕入れ業務をしっかり基礎から学ばせていただきました。わずか22歳で都心のミニマムで5億、10億~30億円規模の仕入れ業務を経験できたことが、今の自分に繋がることは言うまでもありません。

――岩波建設で約2年の時を過ごした石井は2014年3月、株式会社オープンハウスから誘いを受け、古川社長に送り出される形で収益ビルをメインとする法人事業部を設立したオープンハウス・ディベロップメントに入社。そこで目覚ましい活躍を見せる。

石井:自分が入った当初は売上30億円ほどの事業部でしたが、それが約1年で約420億円まで成績を伸ばしました。もちろん会社の財務基盤があったり、社員の増員もあったりしましたが、部を率いる人間として売上拡大に大いに寄与したと強く感じています。さらに2年目の売上は約750億円。会社全体の売上が1,900億円ほどだったので、約40%を法人事業部だけで計上したことになります。

――その結果、四半期の表彰台をすべてものにし、2015年7月にはオープンハウスグループ史上初の殿堂入り社員として表彰されることになった石井だが、本人の心にはふとした疑問が沸き起こる。

石井:年間で休みは30日ぐらい。毎日8:00~23:00ぐらいまでひたすら働いていましたが、数字を追っていくのが楽しくて。順風満帆ではあったのですが、ふと『これでいいのか…』と思うようになったんです。このまま働き続ければ出世もして収入も上がり、社会的地位も向上する。不安や不満はなかったのですが、結局がサラリーマンだということに気づいた感じです。物件を購入するにしても会社が資金を用意し、売却まで繋げてもらえ、事務的な作業にしても社内の別部署が対処してくれる。この実績って、自分が作ってきたものではなく『他人に甘えている』と思いました。この甘えの部分は、このままサラリーマンを続けていても直るものではなく、自分自身ですべての苦労を経験しないと直らない…そんな思いが独立のきっかけです。

経営者として確信する “時価総額4兆円の未来”―


――わずか25歳で年収2,600万円まで到達していながらも、甘えを捨てるべく独立の道を選んだ石井。常に高みを目指し、その上で誰よりも自分に厳しい人物であることがわかっていただけるのではないでしょうか。

石井:もっとお金を稼ぎたいとか、サラリーマンが嫌だというわけではありません。PRESIを設立したのは、単純に自分自身への挑戦です。独立して会社を起こす以上は、オープンハウスよりも大きな会社にしなくては意味がありません。当時の三井不動産株式会社や三菱地所株式会社の時価総額は1兆円後半。そのため設立当初は時価総額2兆円で日本一の不動産会社を目標にしました。

――2016年1月に創業したPRESI。1期目の売上は16.2億円、2017年度の2期目は43億円と、ベンチャー企業として驚異的なスタートダッシュを見せましたが、実はこの好調こそがPRESIの足枷になったと石井は振り返ります。

石井:わずか3人でのスタートでこの結果は大成功かもしれませんが、過去に自分ひとりで約185億円計上したことがあることを考えれば、そう難しいことではありませんでした。問題は稼ぎ方はわかっていても運用の仕方がわからなかった点です。これまではいち営業マンでしたが、今は経営者。経営企画や人事、マネージメント業務などを学んだことがなかったので、売上が上がるに比例してマーケティングや広告費に要する消費も激しかったんです。それでも稼げて会社が回せるので、経営者としての学びが疎かになっていましたね。

――経営者として自分を見つめ直すことで、あらためて地盤を固め直して次なるステップへと進み始めたPRESI。新卒採用で優秀な人材が揃ってきたこともあり、これまで以上に会社のビジョンが明確になったと話す。

 

石井:2027年に売上100億円を達成。その後、2040年に時価総額5000億円で東証プライム(旧・東証一部)に上場できるように尽力しています。正直なところ、単に上場だけを目指すのであれば4~5年もあれば実現できますが、PRESIにとっての上場はあくまで通過点であり、ゴールではありません。小さく早く上がることは全く考えておらず、一気に上位市場である東証プライムに上場したいですね。早い時期での上場は株主だけを儲けさせるような流れになってしまうので、それよりは少しでも長い期間、より多くの利益を社員に分配したいという思いもあります。

 

――2040年の上場を達成させるためには、やはり優秀な人材が不可欠。新卒採用に関してはこれまで以上の待遇を用意しているそうだ。

 

石井:2023年度の東証プライム上場企業の初任給の水準は、大卒で約22万円と言われていますが、PRESIは25年卒の初任給が30万円で、26年卒の初任給は34万円(ともに固定残業分含む)です。水準を大幅に上回っていますが、優秀な人材を確保するためなら全く高いとは思えません。27年卒35万8000円を予定していますし、それほどまでに本気で優秀な人材を集めたいと考えています。それに加えて、PRESIは固定給+100%インセンティブ制。優秀な人であれば入社後もしっかり稼ぐことができ、20代で年収1,500 ~3,000万円、生涯年収4.5~9億円も十分にあり得る話です。

 

――上場を通過点に、PERSIが目指すのは業界ナンバー1の座。石井にとって、PRESIが日本の頂点に立つことにどんな意味があるのだろうか。

 

石井:PRESIは実績はもちろん、ノウハウや目利きにも自信があり、資金調達も十分にできる状態です。あとは優秀な人材を入れてスケールしていけば、順調に会社は成長していきます。今から40年後の2064年に、社員数6,000人の日本一の不動産企業として名を轟かせるのが今の目標ですね。社員数は、不動産デベロッパー最大手の三井不動産株式会社の現在の社員数が約2,000人なので、PRESIの扱う不動産の規模から考えると、その3倍が妥当なところ。全国から6,000人の優秀な人材を集めて、日本一を狙います。その過程の中で、より良い商品を多くのお客様に提供することはもちろん、多くの雇用を生むことでも社会貢献をし、日本経済の一隅を照らす存在になれれば幸いです。

――さらに社会貢献もさることながら、PRESIが日本一を目指す理由の根本は自分自身への挑戦だと石井は話を続ける。

 

石井:率直なところ「自分がどこまでやれるのか?」に尽きますね。上場を考えている2040年には自分は50歳、いわば人生の節目です。そして不動産業界トップとなる2064年には74歳になります。もはや“石井雄也というひとりの人物の人生をかけた挑戦”です。今の自分は「No pain No gain=犠牲のない成功は存在しない」という言葉を胸にPRESIに一点集中!よりビジョンが明確になったことで、やっと本当に自分がやりたいことが見つかった気がしています。また、人生の行方は100%自分の責任。他人に責任を押し付けているような人は、決して人生を謳歌することはできませんし、ともに日本一を目指す人材ではないとも考えています。社会人になると、なかなか人生をかけてまで日本一を目指すことはないと思いますが、PRESIはそんな挑戦ができるフィールドです。「No pain No gain」の覚悟を持ち、100%自分の人生に責任を持てる性根のある人は、ぜひPRESIの門を叩いてください。ともに人生をかけて本気で日本一を目指す、かっこいい人生を歩みましょう!

 

――“運命” とは、人間の意志や想いを超越した先にある一筋の道。最後に自身のこれまでの境遇を振り返り、自分はこの一筋の道を着実に歩み続けていると話す。

 

石井:後に1兆円企業として名を轟かせるオープンハウスに17歳のころから関われたこと、そして柏田会長に出会い、22歳という若さで古川社長のもとで働けたこと、24歳で業界で勢いのあるオープンハウス荒井社長のもとで働けたこと…こういった極めて稀な境遇を経てこれたのは、自分にとっての運命だと感じています。そして、これらの境遇はすべてトップへの布石。この先、様々な困難が待ち受けていたとしても、それを乗り越え、不動産業界のトップに立つことが自分に課せられた使命だと強く思っています。皆さんがこのインタビューを目にしたことも、もしかしたら運命の巡りあわせかもしれません。その運命に逆らうことなく、PRESIの名の下で日本一への第一歩を踏み出してください。

 

――新卒採用はもちろん、キャリア採用もスタートし、より優秀な人材確保に力を注ぎ始めたPRESI。皆さんもPRESIの社員として、ここから繋がるサクセスストーリーに名を残す存在となってください。

創業者・代表取締役

石井 雄也

配属予定:開発事業部

2026年卒 新卒一期生
日本大学卒業予定

経理

石井 由美子/2020年入社

フリーライター・編集者

柿内 直樹